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上村紙業について

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次の100年に向けて
なるほど提供カンパニーの挑戦

大正8年(1919年)、私たちは北九州市小倉において、お饅頭の箱作りからその歴史を歩み始めました。それ以来、100年以上にわたり、紙加工技術を進化させながら、事務用印刷物、段ボール箱、産業用包装紙、商業用カラー印刷物、紙器箱など、多岐にわたる製品をお客様にご提供してまいりました。この長い年月の中で、私たちがずっと大切にしてきた想いがあります。それは、お客様にご依頼された商品をただ届けるのではなく、その先にある感動をお届けするということ。そうした想いを反映した言葉が、私たちの企業理念「なるほど提供カンパニー」なのです。

この「なるほど提供カンパニー」という理念のもと、私たちは常にお客様の期待を超えることを目標としています。そのため、製品の品質、コスト、納期、デザイン、さらには環境への配慮にいたるまで、あらゆる面でお客様に「なるほど!」と感動していただく提案をしてまいりました。100年を超える歴史の中で、このようにお客様と共に築いてきた信頼と実績は、私たちにとって何よりも大切な財産です。

たとえば、あるお客様から、もつ鍋の土産用紙箱のデザインをリニューアルしたいという依頼がありました。当初は現行のデザインを少し変更するだけの予定でしたが、私たちはさらに良い提案ができないかと考え、箱の設計を少し工夫することにしました。そこで、紙の使い方を見直したところ、今まで1枚の紙から1つの箱しか作れなかったのが、同じ紙で2つの箱を作れるように改善できたのです。これにより、品質を変えることなく、大幅なコスト削減が実現しました。お客様に仕組みをご説明したところ、「なるほど。設計を工夫すると、こんなにコストが変わるんですね!」と驚きと感動のお言葉をいただきました。

このような「なるほど!」の背景には、長年培ってきた技術力と柔軟な発想力、そしてお客様の期待に応えたいという強い思いがあります。これこそが、私たちが大切にしている「なるほど提供カンパニー」の真髄であり、お客様の満足を超えた感動をお届けするための原動力なのです。

平成29年(2017年)には北九州市小倉北区高浜に新工場を開設し、印刷およびパッケージ製造ラインを強化しました。これにより、より効率的かつ安定した生産体制が整い、規模の大きな注文や多様なデザインにも迅速に対応できるようになりました。また、より多様化するお客様のニーズにも柔軟に応え、品質とスピードを両立させたサービスを提供できる体制が整いました。

私たちは、「なるほど提供カンパニー」として、お客様に感動を届けることに誇りを持っています。それは単なる製品の提供にとどまらず、心のこもった提案を通じて、お客様との信頼関係を深めることにあります。これこそが私たちの変わることのない使命です。今後も、紙加工のプロフェッショナルとしてさらなる成長を目指し、お客様の「なるほど!」を共に創り上げてまいります。

代表取締役