KAMI-MAG はじまります。

2024.11
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こんにちは、上村紙業株式会社のコーポレートメディア「KAMI-MAG」へようこそ。今回が記念すべき第1号ということで、まずは、このメディアを始めるにあたっての思いと、KAMI-MAGのコンセプトについてお話ししたいと思います。

KAMI-MAGは、上村紙業が長年培ってきた紙加工技術や、その裏側にある挑戦、そして新しい時代に向けたアイデアをお届けする場として企画しました。紙というのは、私たちの日常に溶け込んでいて意識することが少ないかもしれません。でも実は、ちょっとした工夫や新しい技術で、紙にはもっとたくさんの可能性が広がるのです。

このメディアでは、そんな紙加工の魅力や、私たちが日々挑戦していることを、もっと身近に感じてもらいたいと思っています。そして、ゆくゆくは、KAMI-MAGがただ情報を発信するだけではなく、「なるほど、そんなことができるんだ!」という発見や、未来に役立つアイデアを一緒に考える場にしていけると良いなと考えています。

創業100年の紙加工業、どんな会社?

私たちは1919年に北九州の小倉でスタートしました。最初は、お饅頭の箱を作っていたのです。昔は和菓子のお土産文化が盛んで、それに合わせて箱を作るところから始まったのですが、気づけば100年以上、事務用印刷物から段ボール、商業印刷や産業用の包装紙まで、いろんな紙製品を作るようになりました。

もちろん、ただ「箱を作ってます」っていうだけではないんですよね。私たちには、お客様が「なるほど、これだ!」と思えるようなものを作りたい、そういう想いがずっと根底にあります。その想いを形にしたのが、私たちの企業理念「なるほど提供カンパニー」なのです。

「なるほど!」が生まれる瞬間

いうことです。実際、現場では本当に小さな工夫から「なるほど!」が生まれることが多いんですよ。

例えば、もつ鍋の土産用紙箱をリニューアルする依頼があったとき。お客様は「ちょっとデザインを変えるだけでいい」とおっしゃっていたんですが、私たちは「もう一歩踏み込んでみよう」と思ったのです。それで、紙の使い方を工夫して、1枚の紙から2つの箱が作れるようにしたのですが、品質は同じのまま、同じ素材でコストが半分になったのです。これをお客様に提案したときの「おお、なるほど!」という顔、あれは忘れられませんね。

この「どうすればお客様になるほど!と言っていただけるか」を考える姿勢が、私たちのチャレンジ精神になっています。新しいことに挑戦することで、結果的に自分たちも成長していき、それが仕事の面白さにも繋がっています。

紙加工で未来に役立つアイデアを

上村紙業は紙を扱う会社ですが、単に「物を作って終わり」ではないのです。これからの時代、紙というのは、もっと可能性が広がる素材だと思っているのですが、特に環境問題が注目されている今、紙のリサイクル性の高さや、持続可能性がもっと活かせるはずだと考えています。

実際、現場でも毎日のように「どうすれば紙をもっと無駄なく使えるか?」ですとか、「環境に優しい製品に仕上げるためにはどうしたらよいか?」という話をしています。最近では、リサイクル可能な印刷加工を提案することで、資源を無駄にせずに済むようにしたり、新しい技術で製造プロセスを改善して、省力化につなげたりしています。

未来に向けて、私たちができることは何か?それを紙加工の視点から考えて、少しでも役に立つアイデアを出していきたいですね。

次の100年も、チャレンジ精神で

私たちは100年以上の歴史を持つ会社ですが、だからといって古い考えに固執するつもりはありません。むしろ、これからの時代に合わせて柔軟に変化しながら、さらに新しいことに挑戦していくつもりです。

KAMI-MAGでは、そんな私たちの取り組みや、紙加工の裏話なんかもどんどん発信していきたいと考えています。新しいアイデアや技術、ちょっとした工夫が「なるほど!」を生む瞬間を、ぜひ皆様にも感じていただきたいですね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。これからも「KAMI-MAG」で、紙加工の楽しさや可能性をたくさんシェアしていきますので、次の記事も楽しみにしていてくださいね。

December 01, 2024
Writing T.Nagano / Photo Gosho
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