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「このデザイン、印刷できません!」と言われるデータとは? <TIPS #006>

2025.07
15

こんにちは、KAMIKOです。今回はデザイナーなら一度は経験する「このデータ、印刷できません!」案件について語ります。入稿済データに対して印刷会社から修正依頼が来て、“え、ダメなの!?”と驚いたこと、ありませんか?そこで、今回は特にNGになりがちな入稿データのパターンを紹介しつつ、どうすれば印刷事故を防げるのかを解説していきます。

1. 解像度不足(画像がぼやける!)

印刷データに使用する画像は、基本的に 350dpi が推奨されています。よくあるNGパターンとして、Web用の72dpi画像をそのまま配置(超ぼやける)、小さい画像を無理やり拡大(モザイク地獄)が挙げられます。特に「スマホで撮った写真をそのまま使う」ケースは要注意!解像度が足りない場合は、

を意識してデータを作成しましょう。

2. 塗り足しがない(断裁で白フチが出る!)

「デザインはフチまであるのに、印刷したら紙の端に白い線が…」という事故、経験ありませんか?それは 塗り足しが足りないのが原因です。印刷物は 仕上がりサイズより少し大きめに印刷し、断裁して完成します。このとき、トンボ(トリムマーク)の外側まで背景や画像を伸ばしておかないと、断裁ズレで 意図しない白フチ が出てしまうことに。

以上のことを忘れなければ、白フチ事故は防げます。詳しくはこちら

3. RGBデータ(色が変わる!)

PCやスマホの画面で見ていた鮮やかな色が、印刷したらくすんでしまった…そんな経験はありませんか?これは RGBとCMYKの違い によるものです。RGB(光の三原色)は モニター表示用のカラー で、CMYK(インクの4色)は 印刷用のカラー。RGBで作られたデータを印刷すると、全体的にくすんだり沈んだ印象の発色に仕上がってしまいます。

印刷の色を正しく出すために、RGBデータをそのまま入稿しないよう気をつけましょう。

4. フォントのアウトライン未作成(文字化けの恐怖!)

印刷会社がデータを開いたとき、「フォントが置き換えられて文字が変わってしまう」ことがあります。これは、デザインに使用したフォントが印刷会社のPCにない、自動的に別のフォントに置き換えられるという現象が起こるからです。

これらを怠ると、「かっこいい欧文フォントがMSゴシックで印刷された」みたいな悲劇が起こるので絶対に気をつけたいポイントです!

5. オーバープリントの誤設定(見えない部分が消える!?)

オーバープリントは「下の色と重ねて印刷する」設定ですが、誤って設定すると データ上では見えているのに、印刷では消えてしまう ことがあります。特にやりがちなのが、

印刷会社に「意図しないオーバープリント事故」を指摘される前に、事前チェックを怠らないようにしましょう。

まとめ

印刷NGデータの代表的な例を紹介しましたが、これらを押さえておけば、印刷事故を未然に防げます。

上村紙業にご入稿いただいたデータで上記のような不備が見つかった場合はご相談の上で修正させていただきますが、データ作成の「ちょっとしたミス」が、印刷時には大問題になることも。ミスを防ぎながら、気持ちよく「入稿データOKです!」と言われるデータ作りを目指すのがおすすめです。

さて、今回はこの辺で終了。完全データ入稿ができれば、印刷トラブルも怖くない…って、頭ではわかってるのに、うっかりミスがゼロにはならないのが人間ってもの。だからこそ、最後の確認が肝心!データも仕事も、丁寧に仕上げてスムーズに進めていきたいですね〜(願望)

 


KAMIKO UEMURA
上村紙業 デザイン室所属。年間300点のパッケージデザインを手がける、デザインリーダー。グラフィックから構造についても、豊富な経験から、生産技術部からも相談されることも。趣味は宝塚鑑賞。

written by 上村紙業デザイン室
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